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機械設計エンジニア
としてのスキル

海外勤務を通して培った
機械設計エンジニア
としてのスキル

このサイトは四国化工機株式会社をスポンサーとして、
Zenken株式会社が運営しています。

徳島県に本社を構える、食品機械メーカー「四国化工機」で機械設計エンジニアとして働くMさんに海外勤務のご経験や帰国後の変化について、お話を伺いました。

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TOEIC300点台からのスタート
漠然とした海外への憧れが
入社8年目にして現実となった
M.Hさん
M.Hさん

学生時代から、海外への漠然とした憧れを抱いていたというMさん。大学の授業をきっかけに機械設計の面白さに目覚め、四国化工機へ入社。入社から8年後、ついに念願だった海外勤務のチャンスを掴んだそう。この記事では、現地でのリアルな駐在生活や、海外勤務を通じて身につけたスキル、そして帰国後に感じた自身の変化について語っていただきました。

M.Hさん
目次

「就職したくなかった」
学生時代のアメリカ留学が
原点に

新卒時代を振り返ると、
どんなお気持ちでしたか?

正直に言うと、就職したくなかったです(笑)。だから、目的もはっきりせず、漠然と“海外に行ってみたい”という気持ちだけで、大学を1年休学してアメリカへ留学しました。

今思うと、その経験が将来的に「海外で働いてみたい」という気持ちにつながったのかもしれません。

そこから、どうして機械設計の道に?

大学で学んだ製図の授業で、ピストンを分解して寸法を測って、図面に起こしていく作業が面白くて「自分、向いているな」と思ったんです。そこから、「設計の仕事をやってみたい」と思うようになりました。

英語が苦手でも、海外勤務
への思いは消えなかった

海外志向は、
入社後も続いていたんですね。

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同僚と話すMさんの様子

はい。実は入社してすぐに受けたTOEICが300点台だったんです…。それがものすごくショックで(笑)。これはまずいと思い、社内の英会話レッスンを受け始めました

当時は教室でのグループレッスンでしたが、今はオンラインで自分の都合に合わせて受講できます。私は今でも受け続けていて、ここ5年ほどずっと続いています※。

※四国化工機では、半年に1回英会話レッスンを開催しています。

そんな中で、いつ頃海外勤務の
チャンスが巡ってきたのですか?

2年目から海外向け機械を担当するようになって、欧州市場向けの製品展開が始まったタイミングで、入社8年目にドイツ駐在を任されました。ずっと海外勤務を望んでいたので、「ついに来たか」という気持ちで、不安よりも嬉しさが勝っていましたね。

“技術営業”としての
駐在生活が始まった

ドイツでのお仕事、
最初は戸惑いもあったのでは?

最初は設計職の延長だと思っていたのですが、実際は全然違いました。客先工場に出向いて、機械の不具合を調査し、本社へ報告。代理店や出張者と連携してトラブルを解決していく、いわゆる技術営業の仕事でした。

具体的には、どんな場面で
「設計とは違う」と感じましたか?

設計図を書く仕事ではなく、お客様とのやりとりが中心だったことです。機械の稼働中に問題が発生すると、現地の代理店と一緒に工場に向かって状況を確認し、その内容を本社へ詳しく報告します。 図面や技術的な知識を武器に、現場の課題を解決していく役割が強い仕事でした。

また、急な出張や深夜の呼び出し対応もありましたが、お客様の工場で発生したトラブルを現場で見て、即座に動く経験を重ねる中で、対応力や判断力が磨かれていったと感じています。

退勤後に、ドイツの街で
過ごす時間が楽しかった

生活環境はどうでしたか?

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ドイツに駐在していた頃のMさんの写真

事務所はデュッセルドルフにあって、私はその近くに住んでいました。路面電車で通勤でき、日本食材店やレストランも多く、想像以上に暮らしやすかったです。

出張も多かったですが、オフィスワークの日は定時で帰れるので、街の散歩や買い物でリフレッシュできる時間もありました。その時間が本当に楽しかったです(笑)。

私は駐在初期メンバーだったので、最初は手探り状態でしたが、少人数体制の事務所だったこともあって、会社からの生活面の支援は手厚かったです。幸いなことに、生活で困ることはほとんどありませんでした。

駐在中、特に印象に残っている
出来事はありますか?

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ドイツに駐在していた頃のMさんの写真

たくさんありますが、一番は娘がドイツで生まれたことです。海外での出産立ち会いは、何が何だか分からないまま進みましたが、無事に生まれて本当に嬉しかったです。

また、駐在最後の年にドイツ人スタッフが加わって、夏に自宅に招いてくれたんです。日本人スタッフと一緒に裏庭でビールを飲んだ、あの時間はすごく温かくて、印象に残っています。

海外勤務を通じて得た
想像力と結束力

帰国後、駐在経験が
どのように活きていますか?

現地でトラブルに立ち会った経験があるからこそ、海外のお客様から相談があると、現場の様子や緊迫感がよく分かるんです。それは、ただの知識ではなく現場で培った想像力なのだと思います。

また、出張で本社から来た設計者や技術者と、海外の現場で一緒に対応していくと、すごく強い信頼関係が生まれるんです。「あのとき一緒に乗り越えたよな」っていう思い出があると、帰国後も連携が取りやすくなり、自然と協力体制が築けていました。

海外勤務はご自身にとって
どんな意味を持ちますか?

間違いなく、人生の財産です。現地のスタッフや、本社から来た出張者と一緒に問題に立ち向かったあの経験は、今でも戦友のようなつながりとして残っています。

やりたいことがあるなら、
まずは口に出すことから

四国化工機だからこそ、
実現できたことはありますか?

四国化工機は大企業ではないからこそ、何でも自分で切り開けるチャンスがあります。だからこそ、私自身も憧れの海外勤務を実現できました。今後も海外に機械を販売し続ける四国化工機は、技術者に海外勤務のチャンスを与えてくれる会社だと思います。

最後に、
これから海外勤務を目指す方へ
メッセージをお願いします。

少しでも「やってみたい」と思うなら、まずは社内でその気持ちを口に出してみてください。技術者同士だと、図面や機械が共通言語になるため、英語が完璧じゃなくても意思疎通ができます。

英語が得意じゃなくても、意欲があれば道は開けます。私自身、いまも英会話レッスンを続けているくらいですからね(笑)。

サイト監修
徳島から日本の技術を世界に届ける
四国化工機株式会社
四国化工機株式会社
四国化工機の機械設計エンジニアが談笑している様子

四国化工機は、徳島に本社を構える食品機械メーカー。徳島県内で売上第5位、屋根型紙容器成形充填機の国内シェア70%※1という実績を誇る安定企業です。また、新卒社員が3年以内に離職する割合は、わずか5%※2。新卒育成にも注力しており、現場研修やCAD操作研修など、実務スキルを磨ける実践的な研修を備えています。配属後も教育係との定期的な面談やOJTによって、一人ひとりの成長を丁寧にサポートしています。

※1参照元:四国化工機公式サイト(https://www.shikoku-kakoki.co.jp/recruiting/about/sumally/)(2025年5月調査時点の情報です。)
※2参照元:マイナビ2026(https://job.mynavi.jp/26/pc/search/corp231755/outline.html#:~:text=【3年以内の離職,環境が整っています。
(2025年5月調査時点の情報です。)